各部位の名称
凧合戦で揚げる凧のサイズ
■大凧
■巻凧・六角凧
各部の名称(白根の呼び名)
■表から
■裏から
凧づくりの工程
凧は互いに対岸へ向かって揚がるように作ります。
白根側の凧は低空で相手を待つように、西白根側の凧は上空から川に突き刺さるようにそれぞれ工夫しています。
凧の揚がり方や作り方は組により違いがあり、材料選びから始まって、先人から受け継いだ技を更に改良し現在に至っています。
白根側の凧は低空で相手を待つように、西白根側の凧は上空から川に突き刺さるようにそれぞれ工夫しています。
凧の揚がり方や作り方は組により違いがあり、材料選びから始まって、先人から受け継いだ技を更に改良し現在に至っています。
大凧は凧合戦期間中に揚げる凧を、ひとつの組が15枚から40枚ほど用意し合戦に臨みます。
西白根側の凧は相手とのタイミングが合わないと、川に落ちてしまうので凧を多く作ります。
西白根側の凧は相手とのタイミングが合わないと、川に落ちてしまうので凧を多く作ります。
大凧を作る経費は1枚約15万円ほどで、この他に元綱を作る経費が係ります。
元綱を作る経費は約200万円で、凧を作る経費とあわせ、各組に掛かる負担も大きくなっており、その経費を補うため、子供の初節句の祝い凧や、企業の広告入りの凧も多く揚がります。
元綱を作る経費は約200万円で、凧を作る経費とあわせ、各組に掛かる負担も大きくなっており、その経費を補うため、子供の初節句の祝い凧や、企業の広告入りの凧も多く揚がります。
凧の組は町内(自治会)単位で組織され、そこに凧好きの有志が加わって、凧作りから凧合戦までほぼ一年の半分以上は凧に携わっています。
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元綱(モトイト)撚り
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勝敗は綱の強さが最大のポイントで、麻の材質と撚り手の腕に掛かります。名人が日本製の麻を100日余りかけて、直径約2.5cm、長さ約130m、重さ40kgの綱を撚ります。
綱の寿命は約5年ほどで、傷みの進み具合や、長さが短くなったときが、その綱の寿命となり新調します。
新しい綱の1年目は新綱(アライト)と呼び、優勝を狙うチャンスです。新綱を作る経費は約200万円ほどで、各組とも永く使えるよう大事に扱います。
綱の寿命は約5年ほどで、傷みの進み具合や、長さが短くなったときが、その綱の寿命となり新調します。
新しい綱の1年目は新綱(アライト)と呼び、優勝を狙うチャンスです。新綱を作る経費は約200万円ほどで、各組とも永く使えるよう大事に扱います。
紙貼り
和紙324枚をレンガ貼りにして、縦7m、横5mの大凧サイズの紙を作ります。
右図のように貼り合わせ、「のりしろ」で大きな紙に強度を持たせます。
右図のように貼り合わせ、「のりしろ」で大きな紙に強度を持たせます。
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骨割
真竹(縦骨)と孟宗竹(横骨)を、使う場所の太さに割って、長さを揃え節を削ったり面取りをします。
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骨組み
骨を組む前に骨の曲がり方や、重さを見て骨の位置を決めます。
これは凧が風を受けたときに、風を逃がす場所や風を受けて流す方向を作るためです。
したがって、この作業は対岸に向かっていく凧を作る重要なポイントです。
骨の太さで何番骨かを決め、1番太いものが1番骨になります。
骨の位置を決めた後、それぞれの骨を緩まないようにしっかりと結びます。
これは凧が風を受けたときに、風を逃がす場所や風を受けて流す方向を作るためです。
したがって、この作業は対岸に向かっていく凧を作る重要なポイントです。
骨の太さで何番骨かを決め、1番太いものが1番骨になります。
骨の位置を決めた後、それぞれの骨を緩まないようにしっかりと結びます。
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下絵描き・骨付け
各組ごとに昔から伝えられた絵柄を継承し、薄墨を使い書き上げます。下絵を描いた紙と、組んだ骨を糊付けし固定します。
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色塗り
天気の良い日に一斉に色塗りをします。
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鼻緒たて
白根の凧の鼻緒は凧を地面に置いたままで作る独特の方法です。 対岸に向かうよう作った骨組みに、更に鼻緒で調整します。
実際に揚げるときの風の強さや、風の向きで現場で再調整して最高の凧を揚げます。 鼻緒のたて方により凧本体の角度を変えたり、組により工夫されています。 鼻緒のたて方で凧を揚げるときの走るタイミングなども変わります。
実際に揚げるときの風の強さや、風の向きで現場で再調整して最高の凧を揚げます。 鼻緒のたて方により凧本体の角度を変えたり、組により工夫されています。 鼻緒のたて方で凧を揚げるときの走るタイミングなども変わります。
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